SSブログ

初めての“生(なま)”落語 [お出かけ・日帰り]

生(なま)で落語をきいてみたいなあ。。。と、以前から思っていたんですけどね。

ある日ボクが入会している共済会の広報誌を見ていると、ありました。ボクの地元葛飾の亀有リリオホールで開かれる、「柳家花緑 独演会 花緑ごのみ」のチケット斡旋。通常3,500円のチケットが2,500円で買えます。早速2枚申し込みました(小2の長男いっくんを連れて行きます)。斡旋枚数に限りがあり、希望者が多いと抽選なんですけど、無事ゲット(^^)

柳家花緑(やなぎやかろく)、ご存知の方も多いと思いますが、1971年生まれ、故五代目柳家小さんの孫で戦後最年少の22歳で真打昇進を果たした人気の落語家です。以前NHK教育テレビの子供向け番組「にほんごであそぼ」にも出演していたことがあるので、それを見ていた長男いっくんにも分かるかなあと。

さて、当日は午後7時開演。平日だったので、なんとか仕事を早めに切り上げて(というか、この落語の後で仕事に戻ったんですけどね)長男いっくんとともに会場へと向かいました。夕食は落語会の後に食べるつもりです。

この日の噺は四席。演目は次の通り。
「宮戸川」
「あたま山」(今回が初演)
仲入り(15分の休憩)
「出来心」
「竹の水仙」(今回が初演)

開園時間直前、会場はほぼ満席。
そして柳家花緑登場です。枕(本筋に入る前の小話)からどんどん話に引き込まれます。途中、笑い涙が出て、ハンカチを使ったりもしました(笑)。
“生”のなにがいいって、皆身銭を切ってききに来ていますので、もう、きく心構えから違いますよね。
「さあ、笑わせてもらおうじゃないか!」と積極的に楽しもうという姿勢で、笑う気まんまんです(笑)。

演目の中でも特に面白く引き込まれたのは、最後の「竹の水仙」というネタ。このネタは今回がネタおろし(初演)ということでした。

登場するのは江戸時代初期の彫刻師で伝説の名人、左 甚五郎(ひだり じんごろう)。左 甚五郎というと日光東照宮の眠り猫の作者とされていますよね。この噺のなかでは、天才気質で気が向かないと仕事をせず、彫った彫刻には魂が宿り、竹で彫った水仙の蕾も水をやると花が咲くという、神がかり的な名人として登場します。そして、この左 甚五郎が旅の途中に無一文になり、宿に泊まるという噺です。

これが実に面白かったんですねえ。花緑演じる登場人物のキャラクターと、そのやりとりがサイコー!
周りの楽しい雰囲気も肌で感じられるのも“生”ならではです。いやあ、とてもいい時間を過ごせました(^^)

一方、一緒に行ったいっくんはというと。。。花ごのみが終わった時間が9時を大きく過ぎていたので、後半は睡魔には勝てず寝てしまい残念したが、前半の演目では一緒に笑っていました(^^)

花緑演じるキャラクターも面白かったようですし、戸を叩く仕草をしながら扇子で床を「トントントン」と叩いて、本当に戸を叩いているように演じるところなどは、新鮮に映ったようです。特に二席目の「あたま山」は、登場人物けちのけちべえさんのあたまに桜の木が生えるという比較的子どもにも理解しやすい噺だったので、面白かったようです。ただ、枕は少々難しかったようで、飽きてしまっていましたけどね(^^;)

この後、どこかで夕食を食べるつもりでしたが、いっくんに聞くと早く帰って寝たいと言うので、弁当を買って帰宅しました。小学2年生には時間的に少々無理があったかなとボクもちょっと反省。。。
まあでも、多少なりとも何かを感じてくれればいいなあ、と思っています(^^)

翌朝いっくんに、「又落語をききに行きたいか?」と聞くと、「うん!」(ホントかなあ-笑)。
ボクも又是非行きたいですねえ(^^) で、今度、またいっくんと行くときには食事を先に済ませてからネ(笑)。
タグ:落語
nice!(2)  コメント(4) 

nice! 2

コメント 4

ピッピ。

お~ぉ、落語ですか!
いいですね~、素敵な時間を過ごしましたね。

僕も妻に「落語に行こう!」と声をかけてはいるのですが、まだ実現していません。
浅草あたりで落語を聞いて、終わったら煮込みでも食べながら一杯飲む
という遊び方が僕の理想なのですが・・・。

takiさんの記事を読んでいたら、無性に落語が聞きたくなりました!!
by ピッピ。 (2008-05-21 22:52) 

taki

ピッピ。さんへ
          
お蔭様でかなり楽しめました(^^)
平日なので、申し込むときに少々迷ったんですけどね、行って大正解でした。

ピッピ。さんも生は未経験なんですね。
やっぱり生はサイコーです(笑)。で、その後の煮込みで一杯はこれまたサイコーに美味そうですねえ(^^)
by taki (2008-05-22 00:19) 

ゆらゆらくらげ

私も、「竹の水仙」好きです。
三遊亭王楽さんのを聞いたことありますが、
生ではないですねぇ、うらやましい。
うちの近くでも落語やってるみたいなので、
聞きに行きたいなぁ。
by ゆらゆらくらげ (2008-05-24 17:59) 

taki

ゆらゆらくらげさんへ
          
ゆらゆらくらげさんも落語がお好きなんですよね(^^)
ボクは「竹の水仙」初めてきいたんですけど面白いですね~。

お金と時間に余裕があれば、ちょくちょくききに行きたいです。
一人なら行く機会も多くなりそうですけど、かみさんからヒンシュクを買いそうなので、行くならまた長男を連れて行きます(笑)
by taki (2008-05-26 18:10) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。